めずらしきこと。
今日は春の七草である。
その七草は近頃は超市で少量一式が入手できるので非常に便利なのである。
以前であれば，すずしろ・すずな位は朝早く畑から摘んでくるところなのだが，このところ野良仕事が不調続きなので，なずなしかないのである。なずななんて，ぺんぺん草であるから至る所に散歩犬のおしっこがひっかけられたようなものがあるわけで，要するに今我が家には何もないと言ってよい。今年こそきちんと収穫のできるようなものを季節を通じて作りたいものだと思う。
それは別として，明け方に雨戸を開けに外に出てみると，南東の方角に月と明けの明星が接近して見えた。このところ星空を楽しむ余裕がなくて気にかけていなかったのだが，今の金星は明けの明星の位置に当たっているのだ。
調べてみると，今年は3月くらいまで明けの明星が見られるらしい。今季に眺めておかないと，次の明けの明星は2017年4月以降になるようなので，しばらく早起きをしてみようかと思う。
考えてみれば，先日逝ったマーコが前庭障害で散歩ができなくなってからのこの一年間，早朝の散歩をしていなかったから，明け方の星空を楽しむことが一切なかったのである。マーコは何ももたらさなかったやつだと思っていたが，このような楽しみを与えてくれていたのだと，今気付いた。
マーコはあの星のもとに居るのだろうか。
いや，居ぬな，犬だから……。
