めずらしきこと。
犬の散歩をしていると，あちらこちらで猫に出会う。散歩コースと言うか，うちの周辺の猫は飼われている猫なんだろうと思うが，概ね人相…じゃなく…猫相が悪い。猫を飼う人というのは，飼い猫がどんな猫相でも可愛いと思うものらしい。
今朝見かけた猫は，犬が近づいていけば即座に臨戦態勢を整えるらしく，とても危害を加えそうに見えない腰の引けたマーコちゃんでも威嚇するのである。
猫として（…という言い方にはもちろん意味があり，馬鹿な犬の代表であるマーコちゃんの飼い主として，彼らの賢しさに対して常々畏敬の念を持っていなくもないからである），もう少し図太さが欲しいところだと思う。ふつう猫というのは，外敵が接近してきた場合でも，一応警戒はしつつもぐにゃりと力を抜いて鷹揚に構えているものだろう。いきなり臨戦態勢では，猫として恥ずかしくないのかと言いたくなるのである。
