めずらしきこと。
枯れたのではないかと心配していた牡丹だが,心配をよそに見事な花を開いている。
…と思う間もなく,はや散り始めている。
この牡丹は,娘か倅の幼稚園か小学校の卒業記念に貰ったものだ。どっちだったかな。全然思い出せないのである。
牡丹と薔薇という対比の図があるが,どちらも派手だねぇ。
個人的には小さくちまちま咲いている花のほうがどうも好きなようである。
そして妻曰く,「それ生協で貰ったんだよ」。
卒業記念は,とうの昔に消えうせた紫陽花だった。
己の記憶も花のいのちのように儚いのであった。