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mezalaのブログ

Ubuntu の導入に失敗する

めずらしきこと。
 先日,ネットオークションで調達したジャンク扱いの ThinkPad X260 は2台。これらにそれぞれ異なる OS を入れて試用してみたい……というのが当初の目的で,Chrome OS は先日導入したとおりである。さて,次に導入するのは Linux ディストリビューションのひとつで人気の高い Ubuntu だ。
 もともと Ubuntu は CD や DVD などのインストールディスクを作成して導入するのがふつうで,以前(もう10年ほども経つだろうか) ThinkPad T21 や A21m に入れてみたときは CD-ROM だった。しかし,X260 に限らず最近の薄型ノートには CD/DVD ドライブは装備されていないわけで,フラッシュメモリ(SDカードやUSBメモリ)にインストールメディアを作成して導入することになる。まずは,日本語環境用にカスタマイズされている日本語 Remix イメージをダウンロードして,用意した SDカード(64GB)に展開しようとした。Windows の基本機能では円盤への書き込みしかできないので,balenaEtcher というツールを使って書き込みを行わなければならない。
 まず一度目は作成に失敗した。メディアを確認すると,わずか数MBの容量になってしまっている。これはてっきりメディアが壊れたのではないかと焦ったが,記憶域の管理ツールを起動して確認すると,EFIシステムパーティションが切られていて残りが無効になっているだけだった。アレコレ面倒なこと(忘れた)をやってなんとか全体を正常なドライブにし,別のマイクロSDカード(8GB)に再度書き込みにトライ。

 二度目は正常に作成できた。早速インストールしようとすると,SDドライブからブートできない。百均で買ったカードリーダーに装着してUSB接続にしてみたが,やはりブートできない。BIOSの設定をしようとすると,なんとBIOSがいじれない状態になっているのか,カーソルで項目間を移動することもできない。リース落ちの中古だから企業向けのセキュリティ設定のままなのかもしれない。
 試しに,先日もう一台の端末Aにインストールした Chrome OS のインストールメディアを使用してみると,SDカードからブートして案外すんなりインストールが成功した。そこで,端末を交換してインストールすることにしたのである。
 インストール前に Chrome OS を入れたばかりの端末AのBIOSを確認すると,ブートドライブの設定などは普通に確認できたので,正式に端末AとBの役割を交換することにしたのである。
 やれやれ一安心と思ったが,実際にインストールしようとすると,途中で「インストーラがクラッシュしました」とのメッセージを出して失敗。日本語 Remix イメージ(20.04)に問題があるのかもしれないと思い,最新の安定版 22.04 LTS のインストールメディアを再度作り直して実行してみたが,同様にインストーラがクラッシュする。デスクトップのアイコンから再度実行し,停止したところからむりやり続行させようとしても,「ネットワーク時刻サーバから時刻を取得しています...」のメッセージを表示したまま,その先に進まなくなってしまった。実行過程を表示すると,山のようにワーニングが表示されている。

 はてさて,どうしたものか。SDカードにインストールメディアを作成する過程で,不安定な要素が混入してしまうのだろうか。DVDドライブがない以上,ネットワーク上のドライブをリモートしてインストールなんて小難しいことができるのだろうか。
 ちょっと,思考停止に陥ってしまいそうなのである。(それにしても,まとまりのない酷い記録だ。混乱と憔悴がそのまま表れているではないか。)