目ずらし記事

mezalaのブログ

携帯用端末の調達

 めずらしきこと。
https://www.lenovo.com/medias/lenovo-laptop-thinkpad-x280-feature-2.jpg?context=bWFzdGVyfHJvb3R8OTI2MTV8aW1hZ2UvanBnfGgwMS9oMjgvOTYxNzc1MTA0ODIyMi5qcGd8MTZjMjJjZDc1ZWY4YjQyODkwYTUzMDZlYTg3NDg5ZGQ2YjQyYTU2YWU5ZWJkZWIzNWRkMjQ5NjNjMWEzMzY3Yg&w=1920
 この三月で退職し,完全にフリーの身分になった。庭の一部を耕して野菜などつくる生活に移行しつつ,週に2日ほどは図書館ボランティアとしての活動を始めたのである。

 せっかく図書館で活動するのだから,昼休みはそこにある資料を使って調べ物をするという流れは必然であろう。メモに使う携帯端末 MicroPC を昨年調達したわけだし,せいぜい活用しなければならないだろう。
 ……などと思っていたわけだが,くだんの MicroPC はとにかく小さくて軽いという携帯性にまったく不満はないのだが,いざ調べ物の際に短時間でテキストを入力しようとすると,その特殊なキーボードの配列が大きなボトルネックになってしまったのだ。
 そこで考えたのが,OSも消されたジャンクに近いPCを安く調達して,Chrome OS を導入して使ってみようということだった。オークションサイトを覗けばジャンクに近い PC は日々山のように出品されているし,そのような中古品は諭吉さん1枚くらいで手に入るだろう。……ということでリース落ち専門ショップの出品をチェックすることにしたのである。リース落ちなら5年程度の型落ちモデルと想定して ThinkPad X260 に標的を絞った。とにかく片っ端から初期入札で「マーキング」し,URL を控えておいて競売終了後に落札価格を記録するという調達準備に入った。

 ところが,である。リース落ちの OS も入っていないような中古品がたいてい諭吉*1.5を超えて,むしろ*2に近いような額で落札されているのである。これには我が眼を疑ったが,1週間ほど価格調査を行った結果,60件の X260 に加え 20件の X270/X280 の平均落札価格は 17,672円であった。

これは高い。

 しかも,15Kを下回っているのは,一部のキーが欠損していたり,筐体にヒビが入っていたりする限りなくジャンクに近いものであって,そんなものに諭吉さんを差し出せるかという状況なのである。そして X270 の相場は X260 とさして変わらず,10Kほど上乗せすればかなり状態のよい X280 を入手できることが判明した。

 この時点で標的を X280 へと変更し,自動入札の利点を生かして,状態のよさそうなものを中古相場の3割ほど安く入手することができた。
 届いてみると,一見新品と見紛うほどにピカピカであり,商品ページに記載された瑕疵はまったく気にならないほどで,実に良心的なショップであった。さらに使ってみると,中古なのにバッテリーがぴんぴんしていて,30分使って5%しか残量が減らない。満充電なら単純計算で10時間もつことにも驚いた。もちろんカタログ上のスペックではもっと長時間もつことにはなっているのだろうが,中古のバッテリーで丸一日(標準勤務時間)もつというのは驚異的ではないだろうか。良品中古を提供してくれる業者に感謝しかない。

 欲を言えば,もうひと回り筐体が小さければと思う。HDDの異音発生で引退させる(会議の記録をとるために最近まで使ってきた) ThinkPad X61s を重ねてみると,奥行は変わらないが幅がだいぶ大きい。この X シリーズは従来 B5 サイズと呼ばれていて,長い辺(=幅)を示す大きさだったのだが,現行のワイド画面では A4 サイズと言うべきだろう。かつての愛機 ThinkPad 220 の A5 サイズはキーのピッチがかなり狭く,肩をすぼめるような姿勢でキーボードを打っていたので,そこまで小さいとチト苦しいが,本来の B5 サイズにしてほしいものだ。