目ずらし記事

mezalaのブログ

HP200LX背水の陣

めずらしきこと.

HP200LXが生産終了となってから20年が経過しようとしている.
初号機を入手したのが1994年12月19日だったから,もう25年ちかく使い続けてきたことになる.この間,一体何台のLXを乗り継いできたのだろう.記録をきちんと残していなかったので確定しないが,2008年8月28日の記録として「四代目の使用開始(三代目は電源故障で充電池使えず)」,2016年7月26日「A機の液晶割れによりC機の使用開始」とある.このC機が現行のLXにあたる.
写真上から現行のC機,液晶割れ記録のあるA機,故障後修理し保存しておいたB機の「雄姿」である.
これらは,2012年に個人で修理を受けていた行政書士の矢澤さんによる修理・調整を経たもので,3台あれば死ぬまで使い続けられるのではないかと思っていたのだ.その後判明した筐体プラスチックの劣化による本体強度の低下という懸念もあり,液晶漏れによるディスプレイの視認性低下も現行機において徐々に進行していた.最上下段くらいしか見えなくなるに至り,予備機を確認したところがB機も横ライン抜けが少なくない.以前,ライン抜けに耐えて使った経験もあるが,これがなかなか気持ち悪いのである.
最悪の場合,この最後の予備機を落下させるなどして壊してしまったのち,どうしていくか考えなければならないが,昨年くらいから中国製のスーパーモバイル端末がクラウドファウンディングだけでなく一般店頭でも扱われるようになってきていることが救いだ.バッテリーやキーボード等に難があることも確かで,LXと同様の使い勝手には到底ならないと思うが,Windows端末であるのでエミュレータ上でVZ Editorを使うことができ,ネットワークへの接続が容易なことによって有利な面も多い.LXでも現在に至ってはVZマクロの開発などネタ切れでほとんどしておらず,専らウェブページ掲載記事の編集とマークアップを行っているからだ.
さて,最後のLXにはもうしばらく頑張ってもらい,その間にGPDポケットなどの後継機の情報を集めて調達の準備をすることにしよう.
朱夏を経て白秋のLX,オラに最後の力を分けてくれ.