目ずらし記事

mezalaのブログ

馬鈴薯収穫

めずらしきこと.

 例年よりも数週も遅れての馬鈴薯収穫である.昨年は空梅雨で六月の後半から雨が降っていなかったため,七月に入ったところで収穫してしまった.これはこれで早すぎるとも思うわけだが,例年は梅雨明け早々に収穫を行っていて通常は七月の半ばくらいなのである.まったく異例の遅さと言ってよいだろう.
 異例といえば,今年の馬鈴薯は植え付けから異例だった.
 馬鈴薯の収量というのは,基本的に土の中にある期間の長さで決まると言ってよい.だが,あまり早い時期に植え付けて遅霜に遭ったりするといけないと思い,なかなか思い切って早めの植え付けはできないのだ.ただ,ここ数年の気候を見ていると,遅霜が降りたという記憶がない.そこで今年は二月中に植え付けを実行しようと,種芋が出回ると同時に買っておいたのである.
 ところが……だ.例によってと言うか,こればかりは予期できないと言うべきなのか,二月中から精神的な不調に陥ってしまった.加えて週休日と天候のタイミングがよくなかったという事情もあったのかもしれない(これが言い訳でしかないことは周知の事実である)が,それ以降三月中もずるずると植え付け作業を引き延ばし,結局植え付けたのは四月になっていた.ビニール袋に入れたまま放置していたので,生ぬるく湿って一部は黴まで生えていたのだから,そんな種芋を使って結果的に収穫を果たしたわけだから,まぁ上出来だと言わねばならないだろう.
 収穫そのものは,昨日と本日の二日に分けて行った.特に理由はなく,単に暑すぎて身体がついていけなかっただけである.1日目は男爵の2畝の収量が約10kg,2日目はメークインと少量のキタアカリの2畝の収量が約13kg.収量の違いは,おそらく単純な日照の量だと思われる.建物の北側にある裏庭で,一年おきに馬鈴薯と甘藷の位置を入れ替えて育てているのだが,今年の馬鈴薯は建物側でより蔭になるのが男爵だったからだ.