めずらしきこと。
青梗菜である。
虫にとっては一番の好物らしく,こんな小さなうちからすこしずつ齧られている。蒔いた種は去年購入のものを冷蔵保存していたものである。昨年はオクラの株間に少しずつ蒔いたのだが,すべて虫に食べられてしまい,その後は蒔く機会が得られなくて残っていた種を今年に持ち越したものだ。
サラダ菜である。
葉に厚みを感じられるため,このくらいのうちから美味しそうである。もう少し伸びて葉が混んできたら,間引きがてらの収穫も可能になるはずだ。
ツルムラサキである。
芽出しをせずに直播きしたため,発芽するまでに時間がかかって心配したが,ようやく乾きかけた土を押しのけるように芽を出してきた。ツルムラサキは他の菜っ葉に比べると成長がゆっくりで,真夏が最盛期になる。葉ものが乏しいときに法蓮草の代わりに使えるヴィタミンA,C,カルシウムと鉄分豊富な便利なものなのである。