目ずらし記事

mezalaのブログ

水菜の発芽

 めずらしきこと。

 先日種蒔きした水菜が芽を出した。周囲のゴミみたいに見えるものは,乾燥防止と土壌改善のための腐葉土である。
 水菜は成長するとチクチクした葉っぱになるのだが,発芽時の双葉は同じ日に蒔いた小松菜,青梗菜といった他の菜っ葉類とほとんど見分けが付かない。種の袋を畝の端に挿しておいて正解である。と言っても,伸びてくれば見分けがつくのだから,大して意味はなかったりする。種蒔き直後の情緒的な区別だけである。
 実は,水菜のチクチクした葉や筋っぽい茎は,個人的にはあまり好きではないのだが,最近妻が豆腐サラダに多用しており,使われない野菜を育てて放置するよりは,使ってもらえる野菜を育てるほうが実利があるからである。まぁ,水菜も最近はだいぶ慣れて喉に引っかからないようになってきた。要は慣れ,なのである。
 今回蒔いた菜っ葉類の種は,昨年購入の残りを冷蔵庫に保存しておいたものである。昨年は,長期間収穫ができるようにと考え,一定の間隔で種蒔きする計画だったのだが,ちまちま蒔いても成長しないことが判明して,今年は残りを一遍に蒔いてしまった。収穫期が集中するが,お裾分けすればよいこと。…と思いつつ,それも案外面倒なので,今年も計画倒れの予感がする。計画とは倒れるためにあるものなのかもしれない。菜っ葉も間引いてこそ育つのだから,計画の中の伸びそうなものだけ伸ばし,あとは倒してやればよいのだ。
 大抵根こそぎ倒れるのだが。