目ずらし記事

mezalaのブログ

奇怪な薩摩芋

めずらしきこと。
 そろそろ芋掘りの時期である。
 例年,裏庭に植えている薩摩芋だが,株間を間違えて植えきれなかった三本の苗を南側の畑の隅に植えておいたのだが,試し掘りしたところ三本のうち一本は枯れ,もう一本はひどく小さな芋がついているだけだった。そして残りの一本には巨大な芋が2個できていた。ごつごつしていなければともかくだが,これほど奇怪な薩摩芋は見たことがない。
 蔓返しもろくにしていないので,そもそも期待できなかったわけでもあるが,暑い夏の日差しでコチコチになった土壌のなかで頑張りもがいていたせいで,こんなにゴツゴツになったのだろうか。
 なんとも食感が悪そうなのである。

メインマシンの調達

 めずらしきこと。
 メインマシンとして使ってきた ThinkPad X1 Carbon(1st gen) は,2012年モデルで十年選手である。重い処理はサブマシンのデスクトップに任せていることもあって,主な用途はスプレッドシートテキストエディタによるデータ入力とWWWブラウザでの閲覧程度の軽い処理なので,実に快適に使用できているし,Windows 11 の導入要件を満たしていないところは特別問題もないのではあるが,ここ一週間くらいでファンから軽い異音が出るようになってしまった。これはさすがに引退間近という状況であろう。

 おりしも,しろまめ氏がおニューのパソコンを調達して悦に入っているを彼のブログ「電子作文で行こう!」で読んでいるうち,自分も「ほしいほしい」病に罹患してしまったわけで,どうやらそういった飼い主の気持ちが機械に伝わるという,よくあるケースにはまってしまったようなのである。ファン周辺の部材が折れるなどして音が発生しているのだろうから,すぐにどうこうということはないと思ったが,次の調達に向けて情報収集を始めようとした。年金暮らしの身としては,当然中古しか手が出ない。

 まずは,調達準備でオークションにおける相場価格を細かく調べようと思い,Thinkpad T480s 出品URIリストを作成し,各商品ページにジャンプできるようにした。こうしておくことで,オークションが終了したあとで落札価格を確認することが楽になるわけである。オークションサイトの機能として相場を知る方法があるにはあるが,目的の商品がより絞り込めるほうが後々楽なのである。

 なお,現メインマシンの X1 Carbon 以前は一貫して Tシリーズを使っており,一時 X1 Carbon に浮気したものの,ほぼ家庭内据え置きで使っており,さらにこの春には持ち運び用に X280 を購入したのであるから,また Tシリーズへの回帰が妥当であるというのが T480s 選択の理由だ。

 準備を終えて「このくらいで落札できればラッキー」的な価格で試し入札を1件やってみたところ,驚いたことにさらに安い価格で落札できてしまった。評判のよい中古ショップの相場と較べて何割も安いという幸運だが,せっかく作成したリストが無駄になってしまった。苦笑いが半分まじったニヤニヤ状態である。

 落札したものは,第8世代の Intel Core i5-8350U で,メモリは16GB積んである。2018年モデルなので,あと5年くらい使えるのではないかと思う。うん,モノは大事に使わないとネ。なお,ブツは本日夕刻に到着し,絶賛設定中なのである。あれこれカスタマイズしていると結構手間がかかるのだな,これが。

黄揚羽は玄関を目指す

めずらしきこと。
 窓枠の高い位置まで登った黄揚羽があまりにも目立つので気づかなかったのだが,すぐ下の外壁裾タイルの目地に取り付いたものもいた。

 娘が言うには,土曜日くらいにそこに居たということなので,窓枠の二匹とあわせた三匹のうちの二番手ということになる。

 こちらは既に脱皮して蛹となっており,お尻のところに脱いだ外皮をまだぶら下げている。通常は脱げた皮はポイっとすっ飛んでしまうものだが,めずらしく柄もわかるくらいのナマナマしさがある。本体もまだ青みがあるので脱皮からそれほど時間がたっていないことはわかるのだが,どうして気づかなかったのやら。

窓枠の黄揚羽2

めずらしきこと。
 どうやら我が家の玄関先周辺は,羽化登仙の聖地としてお気に入り登録された模様。

 自分のからだを固定する糸をどのようにかけるのかに興味があってしばらく観察していたところ,どうも今ひとつ落ち着かないのか下向きにからだを入れ替えたり,また上を向いたり,アレコレと長時間にわたりもぞもぞしていたが,蚊は来るし暑いし待ちきれなくなって家の中に戻った。数時間後に確認したが,まだ固定していなかった。

 (追記・翌朝)
 翌朝早くに確認すると,既に固定糸をかけていた。うーむ,のけぞって頭をひと回しするのだろうか。謎である。

窓枠の黄揚羽

 めずらしきこと。
 先般,玄関に立てかけた農具で羽化しようとする黄揚羽がいたわけだが,今度はすぐ近くの窓枠に取り付いている。

 昨夕は1時間の雨量が30mmに及ぶかとも思われる豪雨だったのだが,どうやら降ってくる直前に数メートルの距離を移動して来たのか,雨に流されることなく安全な場所にたどり着いたようである。出発点は相変わらずトウ立ちしたパセリの頂上だと思われ,天候のせいか今回は結構な高さにまで登って落ち着いたらしい。

 家人が雨戸をバーンと閉めたときに,その振動が伝わったのでさすがに「ビクッ!」と身をすくめていたらしいが,今朝にはすっかり体を固定して微動だにしなくなっている。(イジメっ子体質があって,わざと窓枠をカーンと叩いてみたわけだが)

 パセリではまだ数匹お食事中なので,今後ぞろぞろとやってくるに違いない。

 はて,それにしても,毎年パセリの位置はほとんど変わらないのだが,以前は建物に蛹を見かけることはそれほどなかったはずだ。うちで生まれる黄揚羽は,例年,裏庭の明日葉を食事場所としていたのだが,蛹を見かけたことはない。謎である。

(追記:2022-08-08)
 10日後の朝,無事に羽化し,カメラを向けると「見て!見て!」とばかりに,それまで閉じていた羽を広げてみせてくれた。(ちゃっかりときょうだいの蛹にぶら下がっている。)

黄揚羽に草かき取られ……

めずらしきこと。

 一昨日はパセリの花芽をむしゃむしゃと食っていた黄揚羽の幼虫が,昨日は姿が見えなくなっていて,てっきり鳥にでも狩られたのかと思っていたところ,5メートルくらいも離れた玄関先に立て掛けてあった農具(三角草かき)に取り付いているのを見て爆笑したのである。

 どうやら一晩をかけて1メートルほどもあるトウの立ったパセリの頂上から5メートル先の玄関先まで移動してきたようなのだ。
 これでは,この農具は当面使えないではないか。まさしく黄揚羽に草かき取られ云々の図なのである。


 夕方にはめでたく蛹に変身した。
 あとはさっさと飛び立ってほしいものである。
 ……と言っても,この猛暑ではしばらく草かきなど出来はしないだろうが,ともかく早めに返却してほしいものだ。

追記: 2022-07-06
7月6日朝 無事に羽化し,カメラを向けたとたん飛び立った。

馬鈴薯の収穫

 めずらしきこと。

 なにやら既に梅雨が終わってしまった感があり,裏庭の馬鈴薯は地上部の枯れてしまった株も目につくようになった。
 例年より少し早めではあるが,地上部が枯れた株を優先的に少しずつ馬鈴薯の掘り上げを始めることにしたのである。

 いつもは晴れが幾日か続きそうな日をねらって,その日のうちにすべて掘り上げてしまうのだが,どうも今年はそういうわけにもいかないようだ。というのは,埼玉北部は昨日からトンでもない暑さが襲ってきているため,いっぺんに掘り上げるなんて到底体力が続かないのである。馬鈴薯掘りで熱中症になって救急搬送されるなんて,いかにも恥ずかしい話ではないか。

 さて,作柄はどうだろうか。
 今年は畝の数に対する種芋個数を間違えたため,株間がひどく狭くなってしまった。窮屈を嫌ってうまく成長しないのではないかと心配だったのだが,珍しくきちんと芽かき後に施肥を怠らなかったのを反映したのか,まぁまぁの成績のようである。(地上部が枯れた株だけ成績がよかった可能性は依然として残っているのではあるが……。)

 北海道のある団体の出荷規格によれば,1個の重量が260g以上が【3L】,190gからが【2L】,120gからが【L】ということであるようだが,今年は大きめの200g超のものも例年より多めで,300g超のスーパーマーケット等では見られないサイズもあった。毎年,Mサイズが2,3個ぶら下がっているだけの情けない株を見てがっかりすることがよくあるのだが,今年はおおむね各株に少なくとも合計600gていどついているようだ。4分の1ほど掘った分が約16Kgほどになった。

 やはり常勤でなくなると時間もそれなりにあり,土日勤務もなく,農作業の優先度を柔軟に高く設定できることで,多少は手をかけられるようになった結果と言えそうだ。ただ,少々虫食い(多足とか無足のやつ)が多いのが残念なところ。