目ずらし記事

mezalaのブログ

窓枠の黄揚羽

 めずらしきこと。
 先般,玄関に立てかけた農具で羽化しようとする黄揚羽がいたわけだが,今度はすぐ近くの窓枠に取り付いている。

 昨夕は1時間の雨量が30mmに及ぶかとも思われる豪雨だったのだが,どうやら降ってくる直前に数メートルの距離を移動して来たのか,雨に流されることなく安全な場所にたどり着いたようである。出発点は相変わらずトウ立ちしたパセリの頂上だと思われ,天候のせいか今回は結構な高さにまで登って落ち着いたらしい。

 家人が雨戸をバーンと閉めたときに,その振動が伝わったのでさすがに「ビクッ!」と身をすくめていたらしいが,今朝にはすっかり体を固定して微動だにしなくなっている。(イジメっ子体質があって,わざと窓枠をカーンと叩いてみたわけだが)

 パセリではまだ数匹お食事中なので,今後ぞろぞろとやってくるに違いない。

 はて,それにしても,毎年パセリの位置はほとんど変わらないのだが,以前は建物に蛹を見かけることはそれほどなかったはずだ。うちで生まれる黄揚羽は,例年,裏庭の明日葉を食事場所としていたのだが,蛹を見かけたことはない。謎である。

(追記:2022-08-08)
 10日後の朝,無事に羽化し,カメラを向けると「見て!見て!」とばかりに,それまで閉じていた羽を広げてみせてくれた。(ちゃっかりときょうだいの蛹にぶら下がっている。)