目ずらし記事

mezalaのブログ

青大将の塀登り

 めずらしきこと。
 青大将の塀登りを目撃。
 まったく見事としか言いようがない。

 自転車で裏路地を抜けていこうとしたら,仮想反対車線側を蛇が横断しようとしていて,危うく轢きそうになったわけである。現場に戻って観察していると,そこは逃げ場のない塀でどのような行動をとるのか興味がわいた。

 以前,同様な塀が続く環境で,小さな排水口を目ざとく見つけてするすると塀の中に消えるのを目撃したことがあったのだが,今日はそのような逃げ場がなかったのだ。

 鎌首をまっすぐ上にもたげたと思ったら,化粧ブロックの目地を伝って,あっという間に登攀し,塀の中にするすると消えていった。

 どうやら,塀登りなんぞ慣れている……という雰囲気なのである。いや,お見事。

野菜の混植を試す

 めずらしきこと。
 限られた庭で家庭菜園なんぞを営んでいると,生来の貧乏性が災いし,ついつい畝間を狭くしてしまう。畝の数を確保して作物の種類を増やそうとしてしまうのだ。これは平面的に地面を区割りしてしまうからである。そこで試しに,三次元で空間を有効活用してみようと,いかにも素人くさい発想してみたのである。
 【胡瓜とレタス】胡瓜を蒔いてから数日おいてサニーレタスを蒔いたのだが,胡瓜の発芽が遅いうえに生育も遅いのでほぼ変わらない大きさになってしまっている。ちと混みすぎにもなってしまった。胡瓜の生育不良の一因として,瓜葉虫の跋扈が挙げられる。毎年のように胡瓜を育てているので,瓜葉虫が居着いてしまったのだ。特に今年は発生が早いような気がする。こんな本葉を出しはじめた段階で蹂躙されてしまっては,致命的な被害を受けてしまうに決まっている。
 瓜葉虫は警戒心が非常に強く,捕獲しようとして近づくだけで飛び去ってしまうのだからタチが悪い。素手で捕獲なんて当然できないので,従来は蝿叩きを準備などしてみたのだが,今一つ届く距離に近づけないし,届いたとしても簡単に叩き落とせるほど当方の技術が伴わないので,こんなもので駆除は果たせない。今年は(捕虫用でないが)網を準備した。早速二匹ほど捕殺できたので,苗のうちは効果が期待できるかもしれない。
 【人参と隠元】人参がある程度育ったところで,多めに土寄せしたところに隠元(モロッコ)を蒔いた。隠元は2粒ずつ蒔くとよいと「田舎暮らしの本」の家庭菜園記事で読み,今年は実践してみた。
 隠元は意外に肥料を要求すると思えるので,人参への影響が気になることと,ともに線虫の被害を受けやすいので近場にマリゴールドなどを植えてやることが必要かもしれない。
 ちょっと早めに人参の間引きをしていかなかればならないとは思うのだが,人参葉の天麩羅以外に使い所が難しいので,レシピサイトなどで使い道を調べて何かしら提案していかなければならない。いや,もちろん自分で何か作れれば問題ないのだが……。

Ubuntu の導入に失敗する

めずらしきこと。
 先日,ネットオークションで調達したジャンク扱いの ThinkPad X260 は2台。これらにそれぞれ異なる OS を入れて試用してみたい……というのが当初の目的で,Chrome OS は先日導入したとおりである。さて,次に導入するのは Linux ディストリビューションのひとつで人気の高い Ubuntu だ。
 もともと Ubuntu は CD や DVD などのインストールディスクを作成して導入するのがふつうで,以前(もう10年ほども経つだろうか) ThinkPad T21 や A21m に入れてみたときは CD-ROM だった。しかし,X260 に限らず最近の薄型ノートには CD/DVD ドライブは装備されていないわけで,フラッシュメモリ(SDカードやUSBメモリ)にインストールメディアを作成して導入することになる。まずは,日本語環境用にカスタマイズされている日本語 Remix イメージをダウンロードして,用意した SDカード(64GB)に展開しようとした。Windows の基本機能では円盤への書き込みしかできないので,balenaEtcher というツールを使って書き込みを行わなければならない。
 まず一度目は作成に失敗した。メディアを確認すると,わずか数MBの容量になってしまっている。これはてっきりメディアが壊れたのではないかと焦ったが,記憶域の管理ツールを起動して確認すると,EFIシステムパーティションが切られていて残りが無効になっているだけだった。アレコレ面倒なこと(忘れた)をやってなんとか全体を正常なドライブにし,別のマイクロSDカード(8GB)に再度書き込みにトライ。

 二度目は正常に作成できた。早速インストールしようとすると,SDドライブからブートできない。百均で買ったカードリーダーに装着してUSB接続にしてみたが,やはりブートできない。BIOSの設定をしようとすると,なんとBIOSがいじれない状態になっているのか,カーソルで項目間を移動することもできない。リース落ちの中古だから企業向けのセキュリティ設定のままなのかもしれない。
 試しに,先日もう一台の端末Aにインストールした Chrome OS のインストールメディアを使用してみると,SDカードからブートして案外すんなりインストールが成功した。そこで,端末を交換してインストールすることにしたのである。
 インストール前に Chrome OS を入れたばかりの端末AのBIOSを確認すると,ブートドライブの設定などは普通に確認できたので,正式に端末AとBの役割を交換することにしたのである。
 やれやれ一安心と思ったが,実際にインストールしようとすると,途中で「インストーラがクラッシュしました」とのメッセージを出して失敗。日本語 Remix イメージ(20.04)に問題があるのかもしれないと思い,最新の安定版 22.04 LTS のインストールメディアを再度作り直して実行してみたが,同様にインストーラがクラッシュする。デスクトップのアイコンから再度実行し,停止したところからむりやり続行させようとしても,「ネットワーク時刻サーバから時刻を取得しています...」のメッセージを表示したまま,その先に進まなくなってしまった。実行過程を表示すると,山のようにワーニングが表示されている。

 はてさて,どうしたものか。SDカードにインストールメディアを作成する過程で,不安定な要素が混入してしまうのだろうか。DVDドライブがない以上,ネットワーク上のドライブをリモートしてインストールなんて小難しいことができるのだろうか。
 ちょっと,思考停止に陥ってしまいそうなのである。(それにしても,まとまりのない酷い記録だ。混乱と憔悴がそのまま表れているではないか。)

Chromebook を作ってみる

 めずらしきこと。



 先般,当初の目的から外れて ThinkPad X280 をうまいこと入手し,まぁまぁ快適に使っているところであるのだが,やはり Chrome OS を入れてみたくなって ThinkPad X260 のジャンク扱い中古品を安く入手した。先日は OSなしであっても,たいてい15Kを割り込むことはなかった X260 であるが,ジャンク扱いのものならずいぶんと安く調達できるのである。ジャンク扱いだから一切保証はないのだが,前回かなり上等なものを提供していたショップなので,そこは信じて落札したのである。
 届いたものは,天板に傷やくすみがあったり,Nキーの刻印が一部剥がれていたりはしたものの,全体的にきれいな状態である。早速,Chromebook にするべく Chrome OS Flex を導入した。
 普段使いのPCのChrome拡張にリカバリユーティリティを追加し,用意したSDカードでリカバリメディアを作成,導入PCにSDを挿して起動するだけ。わずかな手順でアッと言う間に Chromebook の出来上がり。あんまり簡単すぎて感慨も何もない。
 まずはテキストエディタでも調達するかと思ったら,Office 系アプリを勧められてしまった。うむ,まぁ,こんなところであろう。しかしそうすると,この環境で開発とかどうするのだろう。中身は Linux なわけだから,Emacs とか Vim なんかを入れるのかなぁ……。

 ……なんて思っていたら,どうやら現段階では Chromebook として発売された端末でないと,Google Play ストアからアプリを入手できないらしいということが判明。がちょーん。

携帯用端末の調達

 めずらしきこと。
https://www.lenovo.com/medias/lenovo-laptop-thinkpad-x280-feature-2.jpg?context=bWFzdGVyfHJvb3R8OTI2MTV8aW1hZ2UvanBnfGgwMS9oMjgvOTYxNzc1MTA0ODIyMi5qcGd8MTZjMjJjZDc1ZWY4YjQyODkwYTUzMDZlYTg3NDg5ZGQ2YjQyYTU2YWU5ZWJkZWIzNWRkMjQ5NjNjMWEzMzY3Yg&w=1920
 この三月で退職し,完全にフリーの身分になった。庭の一部を耕して野菜などつくる生活に移行しつつ,週に2日ほどは図書館ボランティアとしての活動を始めたのである。

 せっかく図書館で活動するのだから,昼休みはそこにある資料を使って調べ物をするという流れは必然であろう。メモに使う携帯端末 MicroPC を昨年調達したわけだし,せいぜい活用しなければならないだろう。
 ……などと思っていたわけだが,くだんの MicroPC はとにかく小さくて軽いという携帯性にまったく不満はないのだが,いざ調べ物の際に短時間でテキストを入力しようとすると,その特殊なキーボードの配列が大きなボトルネックになってしまったのだ。
 そこで考えたのが,OSも消されたジャンクに近いPCを安く調達して,Chrome OS を導入して使ってみようということだった。オークションサイトを覗けばジャンクに近い PC は日々山のように出品されているし,そのような中古品は諭吉さん1枚くらいで手に入るだろう。……ということでリース落ち専門ショップの出品をチェックすることにしたのである。リース落ちなら5年程度の型落ちモデルと想定して ThinkPad X260 に標的を絞った。とにかく片っ端から初期入札で「マーキング」し,URL を控えておいて競売終了後に落札価格を記録するという調達準備に入った。

 ところが,である。リース落ちの OS も入っていないような中古品がたいてい諭吉*1.5を超えて,むしろ*2に近いような額で落札されているのである。これには我が眼を疑ったが,1週間ほど価格調査を行った結果,60件の X260 に加え 20件の X270/X280 の平均落札価格は 17,672円であった。

これは高い。

 しかも,15Kを下回っているのは,一部のキーが欠損していたり,筐体にヒビが入っていたりする限りなくジャンクに近いものであって,そんなものに諭吉さんを差し出せるかという状況なのである。そして X270 の相場は X260 とさして変わらず,10Kほど上乗せすればかなり状態のよい X280 を入手できることが判明した。

 この時点で標的を X280 へと変更し,自動入札の利点を生かして,状態のよさそうなものを中古相場の3割ほど安く入手することができた。
 届いてみると,一見新品と見紛うほどにピカピカであり,商品ページに記載された瑕疵はまったく気にならないほどで,実に良心的なショップであった。さらに使ってみると,中古なのにバッテリーがぴんぴんしていて,30分使って5%しか残量が減らない。満充電なら単純計算で10時間もつことにも驚いた。もちろんカタログ上のスペックではもっと長時間もつことにはなっているのだろうが,中古のバッテリーで丸一日(標準勤務時間)もつというのは驚異的ではないだろうか。良品中古を提供してくれる業者に感謝しかない。

 欲を言えば,もうひと回り筐体が小さければと思う。HDDの異音発生で引退させる(会議の記録をとるために最近まで使ってきた) ThinkPad X61s を重ねてみると,奥行は変わらないが幅がだいぶ大きい。この X シリーズは従来 B5 サイズと呼ばれていて,長い辺(=幅)を示す大きさだったのだが,現行のワイド画面では A4 サイズと言うべきだろう。かつての愛機 ThinkPad 220 の A5 サイズはキーのピッチがかなり狭く,肩をすぼめるような姿勢でキーボードを打っていたので,そこまで小さいとチト苦しいが,本来の B5 サイズにしてほしいものだ。

エンコPCの再調達

めずらしきこと。

 再調達と言うと,まるで従来のものに問題があったふうな言い方になってしまうのだが,2020年7月にメディアファイルのエンコード用に12,500円で調達した DELL Optiplex 9010 SFF (Core i7 3770 / mem-8GB / HDD-500GB) に特段不満があったわけではない。ただ,先月に妻が調達した Optiplex 3060 SFF より速度が遅かったのが悔しかっただけなのかもしれない。なにせ近ごろは新製品の新品なんてとても高すぎて手が出ずに中古ばかり買っているものだから,家族のなかでも自分のPCが一番遅かったりするのである。
 さて,新しく調達したのは,Optiplex 7060 D11S (Core i7 8700 / mem-16GB / SSD-256GB / HDD-1TB) で,ビデオカードGeForce GT 730 なんかオマケで入っていたりする。発売から3年ちかく経過しているが状態は悪くない。相場よりも3割くらい安い 4万円ちょっとで落札できたのは運が良かったと言えよう。
 メディアファイルのエンコードに要する時間は従来機の半分くらいで,要するに倍くらいの速度が出ている感じだ。
 しばらく運用してみて思ったのだが,従来機の不満なところは【音】だったに違いないということだ。SSDの静かさや。

素数ではなかった2021

めずらしきこと。

こんな年末になってから突然判明したのだが,2021は素数ではなかった,…ということだ。
21を割り切る3と7のいずれも,2000を割ると剰余が出るから,漠然と2021は素数なのだろうと思っていたのである。
ところが自分が生れる前年の新聞に,数学者・矢野健太郎の以下のような出題があったのだ。

43✕47=2021
「二ケタの数が二つある。その一位の数字の和は10で,十位の数字は等しい。このときこれらの数を掛けた答を見出すのには,一位の数字の積と,十位の数字とそれに1を加えた数との積をならべたかけばよい。たとえば上の通りである。その理由は」

理由はわからなかったが(笑),やはり数字は不思議である。

そういえば,先日,「テレビの周波数が知りたい」というレファレンスがあったのだが,幅のある占有帯域の中での中央の周波数というのが整数でなく,一様に .142857 という小数が付いているのだ。どこかで見たような数字だと思ったら,999999 を 7 で割り切った答である.この 142857 という数字はまことに不思議な数で,その数に 6 までの整数を掛けるといずれも規則的な数字の配列を持つ数になることが知られている。

もっと若かったら数学も面白かっただろうな,などと脳裏の辺境を根拠のない妄想がかすめていった。