目ずらし記事

mezalaのブログ

素数ではなかった2021

めずらしきこと。

こんな年末になってから突然判明したのだが,2021は素数ではなかった,…ということだ。
21を割り切る3と7のいずれも,2000を割ると剰余が出るから,漠然と2021は素数なのだろうと思っていたのである。
ところが自分が生れる前年の新聞に,数学者・矢野健太郎の以下のような出題があったのだ。

43✕47=2021
「二ケタの数が二つある。その一位の数字の和は10で,十位の数字は等しい。このときこれらの数を掛けた答を見出すのには,一位の数字の積と,十位の数字とそれに1を加えた数との積をならべたかけばよい。たとえば上の通りである。その理由は」

理由はわからなかったが(笑),やはり数字は不思議である。

そういえば,先日,「テレビの周波数が知りたい」というレファレンスがあったのだが,幅のある占有帯域の中での中央の周波数というのが整数でなく,一様に .142857 という小数が付いているのだ。どこかで見たような数字だと思ったら,999999 を 7 で割り切った答である.この 142857 という数字はまことに不思議な数で,その数に 6 までの整数を掛けるといずれも規則的な数字の配列を持つ数になることが知られている。

もっと若かったら数学も面白かっただろうな,などと脳裏の辺境を根拠のない妄想がかすめていった。