めずらしきこと。
6月に容量が足りなくなりつつあったNASの延命化措置で動画のH265化を思い立ち,その後,エンコード用に Core i7 を積んだデスクトップPCを調達した。
オークションで落札した型落ちモデルだから速度は十分ではないものの,複数ファイルを同時に ffmpeg に渡して順次処理をさせるようにバッチファイルを書き直して,そこそこ快適に作業を進めていた。
……のであるが,肝心のNASが危険な状況になってきてしまった。
現在のNASは,2TBのHDDを2個装備していて,RAID1のミラーリングでバックアップする使い方をしている。そのうちの1個のHDDがどうやら逝ってしまったようなのだ。1個のHDDで稼働しているという状態なので,なるべく早く同容量のHDDユニットを調達する必要があることになる。
ところが,今更気づいたのだが,同じ仕様(少なくとも同一セクタ数)のHDDでないとミラーリングに支障があるらしい。かと言って,メーカー純正(…と言ったって,部品たるHDDユニットは専業メーカーからの調達)のものを素直に買っていたら新品が2個買えるくらいの価格で,なんだか納得できないのである。何とケチくさい。(どっちが)
ここで,一旦基本に立ち返って,素人が家庭でデータをバックアップするにはどうしたら一番手間がかからず経済的なのかということを考えてみる必要があるだろう。RAID1というのは,あまり意味のないことがわかった以上,バックアップの方法から見直さねばならない。
NASはRAIDを組まずに単発で,使用していな時間帯にUSB接続のHDDに自動バックアップというのがよさげではある。
それにしても,のりさんの言うように,素直に容量の大きなNASを新調しておけばよかったかな……
苦悩の種は尽きないのである。