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mezalaのブログ

西澤實氏の逝去を悼む

かなしきこと。

ラジオドラマの黄金時代

ラジオドラマの黄金時代

「架空実況放送」シリーズなどで日本のラジオドラマの黄金時代を支えた脚本家の西澤實氏が2日に亡くなられた。同シリーズのほか,豊後浄瑠璃によるラジオファルス「狐切支丹」や名作SF「マイナス・ゼロ」の脚色など,とにかく聴取者を飽きさせない脚本を数多く書かれていた。悲報に接し,心から哀悼の意を表するものである。
先週末以降,急に「架空実況放送」や「狐切支丹」といったキーワードでのアクセスが増え,胸騒ぎを覚えてリンク先を辿っていったら訃報であった。
膨大な量の脚本を生んだ西澤氏のラジオドラマに接することができるのは,かつて「ラジオ名作劇場」という番組を幸いにも聴くことが世代だけである。このような折に,日本放送協会は特別追悼番組を編んで,再放送をしてくれないものだろうか。
手持ちの録音から,西澤實氏の脚本によるラジオドラマの一覧。ごくごく一部であり,とても少ないのだが,なんという存在感であろうか。