目ずらし記事

mezalaのブログ

真夏のお葬式

めずらしきこと。

真夏のお葬式は結構大変である。
ただでさえ暑いうえに,自分の持っている礼服はダブルの秋冬用だけなのだ。
以前,真夏のお葬式があったときに,とても礼服は着られないと思ってシャツにタイだけで出かけたところ,上着を着ていないのは自分と暑がりで有名な同僚のふたりだけで,少なからず肩身の狭い思いをしたという記憶があった。そのため,今日はバッグに上着を畳んで詰め,もしもシャツだけの人が多ければそのまま会葬に臨もうと思っていたのであるが,やはり上着を着ていない人は片手にも満たなかった。
実は,9月の初めに甥が結婚式を挙げるため,先日夏用の礼服を買ったところであった。しかし,折角祝いの席のために買った礼服をいきなり線香臭くするのも気が向かないのである。
通夜とは言え,斎場が遠かったので陽が高いうちに家を出た。あんまり暑いので駅まで自転車に乗り,8時間100円の駐輪場に預けて電車に乗り,さらに「最寄り」駅からバスで30分以上ある。公営の斎場は大抵辺鄙なところにあるものだ。
帰りはバスも電車もなかなか連絡がよくて助かったのだが,駅の駐輪場から自転車に乗って帰るのを忘れて家まで歩いてしまった。8時間毎に料金が加算されていくので,明日の勤め帰りに引き取ったら数百円になってしまうではないか。へとへとになってしまったので,妻に駅まで車を出してくれるよう頼み,自分が運転した。100メートルほど走ったところで妻が「お酒は飲まなかったの?」と訊く。しまった。ビールを少し飲んでしまっていたことを忘れていた。酔いは既に引いているとは言え,検査したらそれなりの数値が出てしまうに違いない。慌てて妻に運転を代わってもらい,駐輪場に向かう。
清算しようとサイクルラックの番号を入力すると,「清算の必要はありません」とメッセージが出るではないか。どうやら見知らぬどこぞの親切なお方が,番号を誤入力して我が愛車のロックを外してくれたらしい。ううむ,それなら明日の帰宅時でも構わなかったことになる。
アレコレあったが,結果的にトクしたのでよしとしよう。(何がヨシなのか)