目ずらし記事

mezalaのブログ

熱燗の季節到来

めずらしきこと。

昼間はともかく,朝晩はぐっと冷えてくるようになった。
雨の日曜日の勤務終了後,いつものバスに乗ったのだが,室内系スポーツ青少年でひどくバスが混んでいて,それも乗った瞬間に眼鏡が曇ってしまうほどの湿気+体温ムンムン状態であり,したがって駅に着いても下車するのに時間がひどくかかったため,ホームまで走ったのであるが目の前で秩父鉄道が発車してしまった。あと30秒早く着けば乗れたのに…と思っても,こればかりは詮無きことなのである。
次の電車は何と30分後で,しかも東武伊勢崎線への乗り換えも20分待ちになってしまい,トータル50分もの待ち時間を費やしてしまう。しかも待っている間に次の秩父線に追い付かれてしまうのである。乗換駅は駅舎の中に待合室もなく,小さな売店も閉めてしまうので本当に何もないのである。田舎とは言え,一応ターミナル駅であるのだから本屋くらいあってもよさそうなのだが,駅前の潰れかかった本屋以外に時間を潰せる場所もないのだ。一体どういう感覚で駅舎を建て替えしたのか理解に苦しむのである。
さて,待ち時間の間,ホームのベンチでHP200LXや携帯電話を弄っていれば,20分くらいはすぐに経過してしまう。昔は待つということが苦痛でならなかったが,携帯端末を持つようになってからは全く苦もなく,むしろ楽しいほどである。
しかし,寒いのだ。
前置きが長くなったが,寒くなったら熱燗であろう。本日は夕方まであちこち用事で奔走していたので,涼しさが身体にしみてくる。早速,しばらく食器棚の奥で眠りについていた徳利とぐい呑みを出してきた。
この徳利とぐい呑みは,パソコン通信時代の友人(…と言っても,ひと回りも人生の先輩である)の和生さんの奥様が下すったものだ。自分が育てた大根や秩父の杓子菜漬を送ったところ,陶芸が趣味の奥様がこねてひねって焼いた作品を頂戴したのである。厚手の徳利は燗が冷めにくく,ツマミを楽しみながらゆっくりヤル自分にはぴったりなのだ。まことに有り難い頂き物である。
ぐい呑みは二個あるので,今日は妻も付き合わせていかにも晩酌らしい晩酌と相成った。娘にも酌をさせ,もはや一家の大黒柱気分である。気分だけ,ではあるのだが分相応というところであろう。