めずらしきこと。
豚児が鉄腕アトムのマーブルチョコレートをコンビニエンスストアで買ってきてくれた。可愛いサイズの3本入りのミニ版で，おまけのシール付きなのだという。
マーブルチョコレートと言えば，上原ゆかりのコマーシャルで大ヒットした明治製菓の駄菓子であるが，誕生5周年目に発売されたアトム版は，筒に巻いたシャッター縞のフィルムを回すと，パッケージに印刷されたアトムが動いて見えるといった遊び心のある工夫でも有名だ。昨年はマーブルチョコレート誕生50周年記念として同じ仕様のものが復刻されたらしいが，今回の復刻版は雰囲気だけということで筒に縦縞が印刷されている。
さて，おまけのシールというのが今様に小さな紙のシールで，いくつかの図柄を組み合わせて1シートになっている。新しいシールについては買った人だけのお楽しみとして写真を出さない代わりに，約45年前のモノホンのシールを見ていただこうと思う。
昔，蒐集していた郵便切手帖の裏表紙に貼ったものだ。透明ビニールの割合に大きなサイズのものが，ビニール袋に入って筒の内側に張り付くように封入されていた。ある程度チョコを食べないと出せないという仕組みになっているのだが，シールの柄が気になって仕方がなく一旦中身を全部出して食べる前に確認するのがお約束のようであった。当時はそれほど菓子などは買ってもらえず，わずか3枚だけ。しかもうち2枚がお茶の水博士という涙目な状況だったのであるが，なんとも懐かしい。残り1枚のシールと復刻パッケージの絵柄が同じものになっているところが感涙ものなのである。
