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mezalaのブログ

加湿器を買う

めずらしきこと。

三菱重工 スチーム式加湿器 漆黒 SHE35JD-K

三菱重工 スチーム式加湿器 漆黒 SHE35JD-K

三週間ほど前に風邪をひいて,その時に飲んだ抗生剤の副作用らしいのだが,口腔内に疱疹ができて,しばらくカイシャを休んだ。その後,おそらくは気疲れのせいだと思うが,妻も風邪を引いてこじらせ,声が出なくなってしまった。どうも室内の乾燥がひどいらしい。蒸発式の簡易な加湿グッズではまるで焼け石に水ということであろう。そこでそれなりの加湿器を買うことにしたのである。
妻といろいろ相談したところが,どうやら選ぶのが面倒になったのか,選択を丸投げされてしまい,ネットでの評価がそこそこの加熱蒸気式の三菱重工製の加湿器にした。
筐体はコンパクトな割にタンクの容量も大きく,なによりちょっと格好がよい。性能は価格相応という気もするが,まぁ十分である。ところが使っているうちに,結構メンテナンスが大変なことが分かってきた。
加熱蒸気式なので,水道水に含まれる成分のうちカルシウムやマグネシウム等の蒸発残留物が,スケールとして加熱筒の上部に堆積する。このスケールが一定量を超えると,清掃を要求する表示が出てアラームが鳴り,停止させるか清掃するかの択一を迫られる。このタイミングが例えば夜中だったりすると,なかなか辛いものがある。就寝中の加湿は加湿器購入の重要な目的だったりするわけだから,眠くても寒くても清掃をせねばならないのだ。
この清掃を要求される頻度が,例えば週に一遍とかだったりするならまだしも,2〜3日に一度くらいあるようなのだ。このメンテナンスはなかなか面倒である。ちょっとすすげば取れるという汚れならばまだしも,固くこびりついたスケールは説明書どおりに濡れ布巾で拭い取れるというレベルのものではない。そんなことをしていたら何時間もかかってしまうことは確実なのである。
加熱筒にはフッ素加工してあるから金属タワシなどの硬いものでこするなと説明書には書いてあり,落ちにくい場合は歯ブラシでこすって落とせという。しかし歯ブラシを使っても何時間かかるかわからないほど,しつこくこびりついているのだ。結局,歯ブラシの柄の部分を使ってこそげ落としていくわけである。考えようだが,布で力を込めて長い時間こすっていると,スケールの付着していない部分も一緒に長時間摩擦刺激することになるので,フッ素加工された表面に対するダメージがより一層大きくなってしまうに違いない。それなら多少の傷を覚悟で短時間に済ませたほうがよいように思われる。
この加熱筒は,フッ素加工でなくテフロン加工にするなどの改善が絶対に必要であろう。
加熱蒸気式のメンテナンスはなかなか苦痛なので,次に買うとしたら超音波式にすることになるように思う。