目ずらし記事

mezalaのブログ

巨大蜜柑

 めずらしきこと。

 我が家の庭の蜜柑が収穫時期を迎えている。例年,個体差が非常に激しく,一本の樹に生っているのに味はばらつきがあるし,実のついた数によって大きさもまちまちなのは,特別手入れをしていない庭木ならではであろうか。
 さて,その大きさだが,夏蜜柑のように異様なほど巨大なものもある。本日妻が収穫したうちの一個は直径が10センチに迫ろうかというものだ。比較対象になるブツを探していたら,娘がiPod nanoを差し出してきたのだが,これがまったく直径と同じサイズで非常にナイスな選択と言えよう。
 剥いて食べてみると,予想通りの大味である。まぁ,サイズが小さくても同様にボンヤリした味のものもあるわけで,大きさ相応の期待を裏切らない味とも言えるだろうか。
 他にいくつか食べてみると,おおむね今年の蜜柑は味が濃くて美味しいようで,当分楽しめそうであるが,逆に鳥が啼くと仲間を呼んでいるような気がして落ち着かない。今年は勿体ながることなく,どんどん収穫して食べてしまおう,と思うのである。
 なお,我が庭の蜜柑の樹の樹形は最悪というほど酷いもので,中心に主幹がなく,ひこばえのように低い位置から枝分かれして伸びた枝がだらしなく八方に開いて,その先に実がついて垂れ下がっているという風情である。この冬は,少し強く剪定して樹形を整えないと,通路もふさがれてしまうだろう。そうすると来年は,実の数が減って大味な実が増えると予想されるのである。