めずらしきこと。
近所の県有地が売却され，新しい住宅が建築されることになった。毎日なかなかにぎやかな工事音が轟くようになり，自宅を守っている妻は静かに耐えている。近ごろの住宅工事というのは土日も休まないようで，毎日朝から晩まで音と振動の連続である。
しかしながら，中古住宅が値崩れしている昨今，新築の住宅がそうそう売れるものなのだろうか。職場への通い道の途中にある大規模集合住宅の建設現場にそびえる巨大なクレーンは，雲にも届こうという高みから見下ろして何を吊り下げようとしているのか。
秋も深くなってきた。
