台所の水栓を交換する

　めずらしきこと。
　20年以上使い続けてきた台所の水栓が水漏れするようになった。蛇口が連結している袋ナットからの水漏れだけであればパッキンを交換して済むような話なのだが，時々蛇口が曲がっている付近から糸のような水漏れが起こっているのである。これは金属疲労に違いないのだ。
　また，三月の地震以来気になっていたことがある。古いタイプの混合水栓の取っ手は，下げると出て上げると止まるのだが，上から物が落下してぶつかると水が出っぱなしになってしまうという欠点がある。これはよろしくないのである。

TOTO キッチン用 壁付シングルレバー混合栓 TKY12

　ネットショップで下調べして，近くのホームセンターに行ってみると，ちょうど誂えたように目星をつけていたTOTOのTYK12混合水栓が安くなっている。通常価格がネットショップの価格と同じ12800円というところ，何と9800円に値下げされているではないか。
　即決である。
　妻が夕飯の早支度を済ませたところで作業開始。作業時間10分から15分ほどで交換終了。実に簡単に済んでしまった。元々設置してあった混合水栓の管の幅とまったく同じだったので，2個のナットを緩めて新品をはめ込んで締めるだけの作業だったのだから当然なのだが，あんまり簡単なので拍子抜けしてしまった。というのも，温冷双方の管の位置を調整するL字管に問題がなかったので交換の必要がなかったからだ。
　ただ，ナットを締めてから眺めると微妙に左右の高さが異なっている。元々付いていた水栓が丸みを帯びていたものだったのだが，新しいものは角張って上面がきっぱり平になっているため，水平になっていないことが顕著になってしまったのである。
　ちょっと納得がいかなかったのだが，気が向いたら直すということで。