めずらしきこと。
もう,しばらく前の話になるが,Win2kのノートのPCカードスロットにminiSDアダプタ経由で200LXのminiSDを挿した際,miniSDのFATが壊れてファイルやディレクトリの名前が一部書き換わってしまい,そのファイルやディレクトリにアクセスできなくなってしまったことがあった。
autoexec.batなど重要なファイルが破損してしまったので,一時的に再起動できないという状態ではあったが,バックアップから書き戻してやると使えたので,破損してしまったファイルをそのまま放置してしばらく運用していた。しかしアクセスできないファイルやディレクトリがあると丸ごとバックアップが取れないため,バックアップ用のバッチに個別のディレクトリ単位のコマンドを連ねているのだから,何となく気持ちが悪い。しかしフォーマットが面倒である。
FATがいかれている状態なので,FDISKしてフォーマットしなければならない。2GBあるので,LXでフォーマットすると8時間くらいかかるのだ。他のマシンでフォーマットすると早いのだが,LXで認識しなくなってしまう。まことに厄介なのである。
倅がインフルエンザで親も夜更かしなどできないというこの機会を逃したら,年が明けてしまう。そう思って寝る前にfdisk100とformatコマンドを実行して夜間放置した。いや,実際放置すればよいのだからさっさとやればよかったのだ。破損が発生したその日にやればよかったのだ。
朝,フォーマットの済んだminiSDにバックアップからの書き戻しを行う際に,ようやく気付いた。
ルートのバックアップが取ってなかった。