目ずらし記事

mezalaのブログ

HP200LXの終焉

めずらしきこと.

右ヒンジが破損した最後のHP200LX
 大切に扱っていた最終機のHP200LXであるが,ついに右側のヒンジが破損して首折れ状態となってしまった.ケーブル類が通っているのは左側なので,まだ電源は入る状態であるのが救いだ.ディスプレイの表示ができなくなると,本体側メモリ上のCドライブに置いてあるファイルの救出が困難となり,日々のメモ用ファイルの未バックアップ部分が欠落してしまうからである.
 ヒンジのキャップを外してみると,ヒンジに通っている芯棒をくわえる部分が修復不可能な状態に欠け落ちた.とりあえずディスプレイの首にあたる細くなっている部分を麻紐で縛ってみたが,それだけでは簡単に抜けてしまうため,芯棒まで回して固定した.これによりディスプレイを閉じることはできなくなり,携帯端末としての寿命を終えたことになる.
 2019年8月の記事「HP200LX背水の陣」から2年たらず.1994年12月の初号機調達以来27年ちかく,仮に本機を6号機として考えると,この子の耐久性は驚異的と言ってもよいかもしれない.なにしろ筐体プラスチックの経年劣化が進行しているにもかかわらず,生産終了後22年以上も頑張ってくれたのだから.
 さて,固定したとは言え,もう眠りに就かせてもよかろう.次の携帯端末を調達せねば…….
 ありがとう,我が愛しの LX.