目ずらし記事

mezalaのブログ

危険な Anniversary

めずらしきこと。

Windows 10 Anniversary Update は危険だ。

Windows 10 を Windows 7ThinkPad T420 にインストールしたところ、アレコレ調子がよろしくなかったので、軽薄にも Windows 10 Anniversary Update を速攻でインストールしたのである。

するとログオン後、真っ黒な画面にマウスポインタだけが表示されているだけの状態になってにっちもさっちもいかなくなってしまった。最初はその状態でHDDへ忙しくアクセスしているようだったので、インストールの時間がかかっているものと思い、小一時間も待ってしまったわけだが、さすがに待ちきれずに再起動をかけると同じ状態で止まってしまうのである。

タブレットを取り出して調べてみると、同じ状況に陥っている人がマイクロソフトのコミュニティだけでも9000人を数えているではないか。数億のうちの9千だから割合としてはそれほど多くない計算ではあるが、そうも言っていられない。マイクロソフト側からのアドバイスでは、他のディスプレイをつなげだの、別のビデオカードを使えだの、エラーの原因がどこにあるのか情報提供を怠っているとしか見えないのであるから信頼も何もあったものではない。

Ctrl+Alt+Del でタスクマネージャを表示すると、「実行しているアプリはありません」。どうやら起動初期段階で躓いているようだ。ログオン画面で電源ボタンをシフトキーを押しながらクリックすると、回復環境というメニューになり、トラブルシューティングの詳細オプションからスタートアップ設定の再起動を選択して、再起動オプションから「セーフ モードとネットワーク」で起動する。半日かかってNASへのバックアップを行いながら、これは最終的には工場出荷状態の Windows 7 に戻すことになるのではあるまいかと思われた。

まぁ、それは最終的な選択とし、取り敢えずは「初期状態に戻す」をやってみることに。実は、それ以前に復元ポイントを使った「回復」を試みようとしたのだが、Windows 10 をインストールした段階で復元ポイント設定が無効になってしまっていたのである。むうう、実に役立たない機能である。夕食時にかかったので小一時間の放置ののち確認すると、いつの間にか終了して再起動していた。ばきんばきんとまではいっていなかったがそれなりにカスタマイズした項目は全部消え、すっぽんぽんの…いや…すっぴんの Windows 10 である。インストールしたソフトウェアも起動ショートカットもきれいさっぱりなくなって、わずかにインストール不要のソフトが多少使える状態にあるだけである。

むうう、やっぱり Windows 7 の工場出荷状態の方がよかったのかも。

やれやれ。。。