目ずらし記事

mezalaのブログ

Suzanne Cianiのアルバムを大人買いする

 めずらしきこと。
Seven Waves
 スザンヌ・チャーニは米国の著名な音楽家である。1980年代初頭にデビューしてからこれまでグラミー賞に5回ノミネートされている実力派であるにもかかわらず,日本ではあまり評価されていないように思う。
 かつてプー太郎生活からようやく這い上がってレコードを買える身分になった頃,FM放送の全曲紹介番組でデビュー作の「Seven Waves」を聴き,行きつけの小さなレコード店に注文するのがもどかしくて,翌日都会の大きなレコード店にわざわざ出かけて手に入れたのを覚えている。
 それから数年が経過するあいだに,「Neverland」がグラミーにノミネートされたニュースを読んだりしたものの,日本での発売の話はさっぱりなかったのである。唯一,「心のパレット」と邦題の付けられた「History of My Heart」が出たくらいで,その後まったく話題に上ることもなくなってしまっていた。ネットショップ全盛の時代となっても,本国でも長いこと廃盤だったようで輸入盤すら買える状態はなく,彼女を知ってから30年近くが経過する。
 ところが,先日何の気なしにAmazonで探してみると,おお,ようやく初期のアルバムも再発されているではないか。Amazonだけではさすがに揃わず,マーケットプレイスのエリートデジタルに初期の3枚を注文した。届いてみると,レーベル名が「Seventh Wave」とあり,インディーなのである。
 結局,一番最初に聴きたかったSeven Wavesはエリートデジタル注文分のなかでも最後に届いた。Amazon注文分の2ndアルバム「The Velocity of Love」はまだ届いていない。2ndアルバムは,かのヴァンゲリスが何曲かシンセサイザで参加しているはずなので,かなり待ち遠しいのである。