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mezalaのブログ

作業用エプロンの紐の結び方

 めずらしきこと。

 本の埃で服が汚れるのを防ぐ目的で,ボランティア活動中には作業用エプロンを着用している。丈夫なデニム製の前付けタイプで,丸紐を通しただけのごく一般的な形のものである。サンプル画像は,ガテン系に最も親しまれていると思われるサイト「モノタロウ」で扱っている売れ筋商品だ。

 この手のエプロンの悩みといえば,布とは言え案外重くて首や肩がこるということである。首掛けタイプのエプロンの宿命と言えるのだろうが,たすき紐型のエプロンと比べるとそこがボトルネックである……首だけに…。
 しかも,首掛け紐が長いため,調整した紐の余りが世辞にも格好良いとはいえない。
 そこで,首掛けの紐と腰紐を組み合わせて「X」(たすき)型にする方法を考案したわけである。この結び方にすれば,エプロンによる肩こりが軽減されるに違いないと思われる。




 紐の結び方を示す説明図を書くほどの複雑なことはしていないので,肩こり軽減にかぎらず,誰でも簡単にできる結び方としてもおすすめしたい。
 まず首掛け紐を背中側におろして,輪を作る。結び方の名称としては「ひばり結び」というらしい。「ランヤード・ノット」と言われる,環や穴を通して絶対に解けない結びである。親指と人差し指を輪にした紐の中に入れて二本の紐を引っ張り出せばよい。
 このときに出来た輪の間に,左右の腰紐を互いに両側から通し,輪を絞るだけである。
 エプロンを着用するときは,たすき型エプロンと同様に被るだけで,あとは腰紐の終端を左右に均等に引っ張って体型に合わせて絞り込むだけだから,腰紐を結ぶ必要もない。脱ぐときは逆に腰紐のエプロン側の方を左右に引っ張って緩めるだけである。
 着用中に多少緩む場合があるかもしれないが,エプロンの重みで前から結び目が引っ張られ,結び目を絞る効果があるのか,ほとんど緩むことはなかった。
 後ろからの見た目もスッキリしているし,腰紐に余裕がある場合は,剣道の面の後ろの紐が長く垂れているのに似て,少しかっこいいかもしれない。(笑)