目ずらし記事

mezalaのブログ

竹が発芽する

 めずらしきこと。

 職場の先輩宅に竹林があり(孟宗,真竹,篠竹など幾種類もの竹が混在しているらしい),筍をいただいた。今年は三月頃が非常に寒かったことが影響して不作だということだったが,職場の同僚たちに各々2〜3本ずつの筍が行き渡るほど大量の筍を持ってきてくださったうえに,裏庭に竹を植えたいと言っていた自分には根を掘ってきてくださったのである。もっとも,
 「付くか付かないか半々」
 …ということだった。
 外の水道の蛇口からホースを伸ばして,竹の根を植え付けた辺りに先端を突っ込み,いつでも給水できるようにして水を切らさないようにしていたのだが,頂いたときにちょっと出ていた小さな筍状の芽はどんどん茶色に変色し,内心は諦めたものの,それでも毎日のように給水していた。
 雨の降る日が増えて,給水の必要のない日が何日か続き,竹のことを完全に忘れていた頃,茗荷畑のドクダミを除こうと思い立ったついでに見てみると,何と2本の芽が頭を出しているではないか。右上の茶色に枯れたものが最初からあった芽である。大きさは比較にならないほど矮小だが,竹の芽であることは確かだ。まぁ,これが藪になるには何年かかるかわからないが,ともかく第一歩である。
 妻は,「竹薮か。すごいなー。地震の時に安心だね」などと言っているが,いやいや,それは勘違いというものだろう。
 先輩に細い芽が出てきたことを報告すると,「篠竹かもしれないなぁ。根っこだけだと,どの竹か判別できないからなぁ」とのこと。まぁ,しかし最初に出ていたものは篠ほど細くはなかったし,真竹を期待するところだ。
 ただし,発芽を確認してから1週間,ちっともタケが伸びていないように感じるのだが,気のせいだろうか。