目ずらし記事

mezalaのブログ

電子辞書を新調する

 めずらしきこと。

 娘の使っている電子辞書が壊れた。キーボードのいくつかのキーが効かなくなったという。原因は明確で,百均の安物の乾電池を入れて液漏れさせたことである。充電池を入れればいいと何度も言って聞かせたにもかかわらず,マニュアル人間の娘は取説に充電池を入れるなと書いてあるからなどと頑なに拒否する一方で,トンでもなく安物の腐った乾電池を入れていた結果が,それである。経験値の高い大人の言う事を聴かない青少年にろくなことは起こらないのだ。
 そもそも,その電子辞書SHARPpapyrus」PW-V9500は,古語辞典がどうしても欲しいと主張する娘のために選んだ19,215円もの高額商品であるにもかかわらず,親の言うことに耳を傾けずに電池代をケチるようなつまらないことでオシャカにしてしまった訳であるから,なんとも虚しい限りなのである。
 言う事を聴かない娘はさて措き,倅が欲しがったために今回購入したのであるが,同じSHARP製のPW-AM700-Sである。コンテンツも充実しており,適度なコンパクトサイズで10,080円というから驚きのハイ・コストパフォーマンスである。もちろん古語辞典など割愛だ。
 倅が高校三年にもなって欲しがった理由は受験などとはまったく無関係なのであるが,それはともかく家族共用ということにして,百均で買ってきたコンデジ用のまるで誂えたようにぴったりサイズの袋も渡したところが,どういうわけか中身がカオスのような状態のバッグに放り込んだまま,使用するどころか,もはやバッグから出しもしないのである。
 これもやはり無駄な買い物ではなかったかと,深く長い溜息をつく父なのであった。