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mezalaのブログ

熊野古道をめざす旅(8/25) その1

 めずらしきこと。

 朝一番に鳥羽シーサイドホテルを出て鳥羽水族館に向かう。夕食,朝食ともバイキングだったため胃が重い。それは自分の意地汚さのせいと分かってはいるが,罪深いシステムには違いない。
 水族館というのは楽しい。動物園は夏に限らずだらだらと寝転んで動かない動物ばかりだが,魚たちは真っ昼間から活動的だからだ。特に海月の類(魚ではないが)は見ていて飽きない不思議な空間(水だが)である。もっともここで一番の売りにしているのは水棲哺乳類であり,スナメリやジュゴンを間近に見られるほか,海豹やセイウチの曲芸ショーも有名である。


 スナメリは活動的すぎてファインダに収まらないし,ジュゴンに向かってシャッタを切れば滅多にない瞬きの瞬間をとらえてしまうというわけで,なかなかうまいこといかないが逆に記憶にとどめておけそうである。
 昼になったので水族館内の食堂に入る。伊勢神宮の周囲で伊勢うどんの看板をよく目にしたので頼んでみる。しかしこれが失敗であった。蒸し麺にタレを注いだだけのようなうどんで,一体これが本物の伊勢うどんと同等のものであればまことにがっかりである。



 この後,次の宿泊地である紀伊勝浦へ160キロほどの旅程をとることになる。