目ずらし記事

mezalaのブログ

熊野古道をめざす旅(8/24) その3

 めずらしきこと。
 ちょうど12時に宇治山田に到着し,ネット予約が不安だったという駅前のトヨタレンタリースへ。そんなに厚く塗らんでも顔立ちはよいのだがと思われる受付嬢に慣れないトヨタ車のシフトキーについて説明を受け,まずは伊勢神宮の外宮を目指した。
 今回の車両はラクティスで,車載ナビゲーションシステムは一応付いている。「一応」というのは,昨年借りたクルマのナビがおよそいい加減なもので,いかに信用ならないものかを知ったからである。うちの家族はナビを信用していない。


 外宮をひととおり流して,内宮に向かう。外宮はすいていたが内宮への道はひどく込んでいて,駐車場に入るまでに小一時間を要した。まずは大鳥居の前を通り過ぎておかげ横丁へ直行する。おはらい町で伊勢組み紐の平井という店に入り,渋めの根付けを購入。この後は若松屋のチーズ棒,美杉郷八知玉屋(長いぞ)の蒟蒻羊羹,豚捨のコロッケと食べ歩く。
 腹も膨れたので,五十鈴川宇治橋を渡り,ようよう伊勢神宮内宮へ。


 実は中学の修学旅行で伊勢神宮には来ているはずなのだが,まったく記憶がない。記憶をたどるということができないままひと回りし,風日祈宮御橋も工事で渡れず,酷い暑さだったため休憩所に避難する。休憩所の扉には「神鶏が入るので開け放しにするな」と書かれている。そう何羽もいるわけでなし,神の使いであろう鶏を締め出すのも狭量であろう。
 大昔から,一生に一度はお伊勢参りと謳われるわりには,あまり見所があったとも思えなかった。中学生の記憶に残らなかったのも当然かもしれない。何より,ケバくてDQNな若者たちが目立つ妙な観光地という印象であった。