目ずらし記事

mezalaのブログ

オナモミとハダニ

 めずらしきこと。

 お子様担当に利用してもらうべく,何年か前から庭でオナモミを栽培している。オナモミは「ひっつき虫」の一種で,近ごろはうちのような田舎でもトンと見かけなくなった。数年前に現在は宅地になってしまった空き地に群生しているのをみつけて採種し,庭の隅に蒔いておいたものが定着したもので,おそらくは絶滅危惧種指定されているオナモミではなく北米原産のオオオナモミかもしれない。定着と言っても,一年草なので種ができなければそれでお仕舞いになってしまう。普通の雑草と一緒に刈ってしまったらいけないので,雑草と言えどもなかなか気を遣うのである。
 今年のオナモミは,葉が茶色に枯れてしまう現象が見られたので,観察してみるとハダニが多いことがわかった。ハダニの類は薬剤耐性がつくと言われており,中途半端に殺虫剤などを使うことは逆効果となる可能性があるので,農薬を嫌い,しかも吝嗇な自分は絶対に選択してはならない駆除方法であると思われる。
 とりあえず,ハダニが密集している葉を切り取って粉砕したのだが,どのくらい効果があるのかはわからない。カマキリさんがおやつ代わりにハダニを食ってくれないものだろうか。