めずらしきこと。
このところ，連日のように夕立である。
土曜日は，落雷によって宇都宮線が上下線で止まってしまい，土呂駅に2時間ほど留まっていた。東武伊勢崎線も落雷で止まっているというアナウンスがあったため我慢して乗っていたのだが，実は裏目だったかもしれない。
DAPに昔のすごく長いラジオドラマをmp3にしたものが入れてあって、全部で2時間半くらいあるのだが、全部通して聞けてしまった。萩尾望都の「マージナル」という漫画原作のアニメ乗りのものだから、なかなか通して聴くような機会はないだろうと思っていたのだが、時間潰しにはもってこいだったのである。
鞄の中にあった食料はミルク飴１個だけで、水筒に飲み残しの茶が一口。無性にラーメンと餃子が食べたくなって、食べて帰ろうと思ったら、地元のラーメン屋はみな閉まっていた。雷がひどく停電も2度あったとのことなので、どこも早めに店終いしてしまったのかもしない。やれやれ。
冷房の効きすぎた車内で芯まで冷え切った身体を熱めの風呂で暖め、日付の変わる少し前に遅い夕食をとり、そのまま寝た。
猫町が出現したのは，翌朝のことである。
5時前後に起きて、気持ちの良い風のそよぐ町内を犬を連れて散歩すると、いままで見たこともないほど大勢の猫が道路に出て涼んでいる。そんな涼しさも陽が昇ったらすべて吹き飛ばされてしまって、じりじりするアスファルトの上をを爪先で歩くようにして出勤することになるのだろう。
