目ずらし記事

mezalaのブログ

トルコライスもどき

めずらしきこと。
昨日の午前中,家族がみなてんでに遊びほうけていて,昼食後に妻が「なんだか一日中ずっと食事を作ってばかりいるような気がする。誰か作れよー。」などと半ば切れかかっていた。それで午後はそそくさと外周りの仕事をしていたわけなのだが,今日の午前中もみなそれぞれ遊びほうけているので,「昼飯は俺が作る」と宣言し,何にするか訊かれても答えず,買い物も頼まず,ともかくうちにあるものでなんとかしようと考えた。
そうは言っても普段から何もしていないのだから,冷蔵庫や食品庫の中身を想像しても簡単にプランがまとまるわけではない。かと言って単にパスタを茹でてレトルトのソースをからめたのでは,如何にも面白くないではないか。そうこうしているうちに11時半になってしまい,ともかく冷凍庫の残りご飯を解凍し,いくつか野菜を出したりしているうちに長崎で食べたトルコライスもどきを作ることに決定。「もどき」の理由は,カレーをいきなり作れないし,トンカツを揚げるには肉も時間もないからだ。

ご飯をマーガリンで炒めてピラフもどきとし,パスタを茹でてオリーブオイルをまぶし,ハムにパン粉をまぶしてフライパンで焼く。一番先にハムカツを作ればよかったのだが,焼き飯は冷え冷え,パスタは伸び伸び,ハムカツは焦げ焦げになってしまって,ひどく疲れてしまい,最終的には一から作る予定だったソースを市販のレトルトミートソースに代えて余った溶き卵を混ぜ,こげたハムカツにぶっかけた。



さぞ不味かろうと思ったが,市販のソースを使ってしまったので,何となく味がまとまってしまった。次回はもっと不味いものを作らねば,「作れよ」攻撃が繰り返されるかもしれない。しかし,わたしが使った後の台所を見た妻は,さすがにうんざりした様子だった。一応,成功と言えるのかもしれない。