目ずらし記事

mezalaのブログ

モロッコ(隠元)の収穫

めずらしきこと.

8月の上旬に種蒔をしたモロッコ隠元)だが,南側の畝のツルばかり見ていたら,知らぬ間に北側のツルが鞘を大きく育てていた.妻にいつ収穫すればよいのか訊かれて,慌てて確認してみたところ結構な大きさに育っていることに気付かなかったことがわかった.おそらく暑い間は成長著しい南側の胡瓜の蔭の部分しか見ていなかったため気付かなかったのだが,北側の畝の方がむしろ日当たりが良かったのだろう.八百屋に並んでいるくらいの大きさに育ったモロッコの鞘がたくさんぶら下がっていた(写真を撮ろうと思った時には既に茹でられて更に切断されていた.仕事早いなぁ.)


豆類の発芽は実にダイナミックで,観察が楽しい.
これまで豆類は失敗を恐れて一度も作ったことがなかった.大豆など虫食いがひどい状態しか見たことがないし,空豆などは鞘ばかりで中身に乏しいときている.豆を蒔いたそばから鳩や烏が狙ってほじくり返すのも目に見えているのだ.
今回,豆類を蒔いてみたのは単なる気まぐれだけでしかないのだが,ビギナーズラックというのか,まぁまぁの出来栄えである.しかし,種蒔の成績はあまりよくなかった.と言うのも,季節がよろしくなかったのだ.今年の夏は短かく去年のような酷暑ではなかったとは言え,晴れた時の日差しは相当に強烈だった.ポットに蒔いた豆にはマメに水遣りしたのだが,水をやりすぎてヒタヒタと水気の多い土が熱せられて沸騰し,豆が煮えてしまうという事態が生じてしまったのである.蒔いた後で芽の出てこないポットを掘り返し確認してみたのだが,発芽しかけたところをポロポロに煮しめられた豆の姿は,もう筆舌に尽くしがたいほど無残なものだった.