めずらしきこと。
収穫と言うほど大量にとれるわけではないのだが，家族4人の毎朝のヨーグルトに3〜5粒程度入ってくれれば御の字なのである。
例えば毎年鳥に全部食べられてしまう桜桃などは，非常に短い期間に集中して実が熟してしまう。このため，鳥が来たら最後，完熟でないものも含めて一粒残らず食べられてしまうのだが，ブルーベリーは熟したものがある一方でようやく実がふくらみかけるものもあるという具合なので，長い期間にわたって楽しめるのだ。
樹もさほど大きくはないので収穫も楽だし，受粉用に複数本必要であったとしても，畳1枚ほどの地面があれば2〜3本は植えられると思うのでお勧めの果樹である。
特に酸性度が高く野菜に向かない土地でも，むしろ酸性土を好むので都合がよいのである。
ほどよい酸味と甘味で乳製品と相性も抜群であり，効果はともかく眼によいとされるアントシアニンと呼ばれるポリフェノールを多く含むということで，精神衛生上の効果は高いと言えるだろう。ちなみに眼の健康を維持するのに効果が期待できるアントシアニンの摂取量は，生のブルーベリーであれば1日にご飯茶碗一杯分くらいに当たるそうで，そんなに毎日収穫できないわけだから，要するに気分の問題に落ち着くわけである。
新鮮で美味しいブルーベリーが毎日ちょっぴり食べられる幸せは，サプリメントなんぞの効果と比較しがたいものなのだ。
