目ずらし記事

mezalaのブログ

季節の果物

 めずらしきこと。

 近ごろ旬の果物は枇杷である。
 米式桜桃は,そろそろ終了だろうか。
 今は,色々なメロンの類が旬となっている。しかし,メロンは当たり外れが激しくて,しかもそれなりに熟しているのを食べても舌がピリピリしてしまうことが多いので,なんとなく敬遠気味なのである。
 大佛次郎の随筆で,日本の友人に海外のメロンの種を持ち帰ってくれるよう頼まれたときの顛末を冗談めかして書いたものを思い出す。パリのレストランでいいメロンに出会ったのでギャルソンに頼んで種をもらったものの,宿泊したホテルの部屋の掃除に入った女中に干してある種を捨てられてしまい,再度もらいに行くなど苦労して持ち帰ったにもかかわらず,頼んだ当人の温室が台風で飛ばされてしまっていたという話である。
 このとき持ち帰った種のメロンは,あかい果肉にあおい皮ということなので,所謂夕張メロンに近い種類なのであろうか。夕張メロンは高くてとても手が出せるような代物ではないが,そんなふうなメロンを探してみようか。
 枇杷の写真なのに,メロンの話になってしまった。
 まぁ,そろそろ西瓜だろう。西瓜も末成りが出る前の旬の始まりのものが美味しいそうである。だが,うちの冷蔵庫はエネルギー効率最悪の100%収容率なので,買って帰っても冷やせないのである。