目ずらし記事

mezalaのブログ

2電源電卓の電池交換

 めずらしきこと。

 購入してからもう20年くらい経っていると思われるのだが,CITIZENの電卓を愛用している。演算規則はSHARPのそれに準じており,桁数も10桁あるので普通の計算には十分だし,なにより予備電池が入っているため薄暗いところでも使えてたいそう便利なのである。
 先日,天気の悪い夕方の薄暗い時間帯に使おうとしたところが,反応がなかった。窓際にかざせば使えるので,予備電池が切れたのである。妻に聞いてみると,もうずいぶん前からそういう状態だったらしい。購入してから一度も内蔵の電池を交換したことがなかったので,初めての交換ということになる。
 光源に合わせて角度を付けられる液晶パネル部分の裏側の螺子を2箇所外して開けると,A76という型番の小さなボタン電池が見える。ハテ,A76なんてお初な代物であるし,周囲は緑色の液漏れっぽい汚れが付着しているうえ,電池そのものが破裂しそうに膨れているように見える。これはちとやばいのではあるまいかと思い,外してすぐにビニール袋に封入した。
 さて,A76なる型番であるが,調べてみるとどうやらLR44と互換性があるらしい。この型番であればよく目にするもので,近ごろはキーホルダー型のLEDライトや玩具に使われているはずだ。Amazonで探してみると,さらに別のAG13という型番とも互換性があるらしく,怪しげなノーブランドのものが案外評判がよい。却ってmaxellあたりのメーカー品が,持ちが悪いとこき下ろされている。10個入り送料無料で380円なんて,ほとんどタダ同然ではないかと思うくらいだが,その恩恵を甘んじて受けることにした。
 届いてみると中国製であったが,ボタン電池を口に入れるわけでもないので,まずまず満足というところである。
 てゆーか,10個入りなんて買ってしまったが,前の電池が20年交換しなかったことを考えると,単純計算で200年,今後節電による照明の間引きを勘定に入れるとしても100年くらい持つ計算になるではないか。やれやれ。