目ずらし記事

mezalaのブログ

モニタを新調する

 めずらしきこと。

 長年使い続けてきたブラウン管ディスプレイの画面コーティングが剥離して,相当みすぼらしくなってきたので液晶ディスプレイに更新した。
 従来使用していたものは三菱の15インチ。2003年頃の製品で,NEC-MITSUBISHIとして市場に多く出回っていたものである。当時はまだカラーの液晶ディスプレイは高価でしかも発色が悪く,見比べて選べばブラウン管という時代だった。この機種の特徴として,画面コーティングがもろく,雑巾で拭いたり,はたきをかけたりするとはげてしまうのである。掃除の出来ないディスプレイなのだ。
 新規購入した飯山のPLE2271HDS-B1はワイド型21.5インチで,所謂フルハイビジョンの解像度を持つものとしては最も小型のものである。どうして小さなディスプレイを購入したかと言えば,単に15インチが乗っていたユニット台の幅が55センチメートル程度しかないせいだ。ともかく置けてよかった的なノリなのである。
 発色は素晴らしいし,ドット欠けもなかったので,ディスプレイとしては合格点であるのだが,内蔵しているスピーカが最悪であった。なにやらチンチロリンと鳴ってくれるのだが,これが実に聴くに耐えない音しか出していないのである。たぶんその音のチープさは想像ができないであろうが,要するにヘッドフォンのジャックに1インチ足らずの小さなスピーカをつなげて鳴らしているという風情なのである。完全にチンチロリンなのである。
 もうひとつ。スタンドが華奢で,ちょっとした振動でゆさゆさ揺れてしまう。2万円弱で購入しておいてあまり文句を言いたくはないのだが,液晶に比べて見劣りすること甚だしい。何年かしたら躊躇なく買い替えてしまうだろうと思わせる安っぽさなのだ。液晶パネルが優秀なだけに,ちょっと惜しい。