目ずらし記事

mezalaのブログ

眼鏡を作る

 めずらしきこと。

 妻が眼鏡を新調することになり,わたしにも作らないかと誘うのでパリミキに随いていった。多少視力は落ちたものの,それほど不自由を感じていたわけではなかったのだが,色々フレームを合わせて試しているうちに,マイクロチタンという蚊蜻蛉のように華奢なフレームを見つけた。ひどくかけ心地がよかったので短期記憶にとどめておくと,特価品のなかに一本だけマイクロチタンがあるのを発見。4割引きだという。思わず確保して鏡の前でかけていたら,眼鏡のデザイナーだかコーディネイターという女性応援店員に「あんまり似合っているので,二度見しちゃいました」などと実に上手な口車に乗せられ,このフレームのシリーズが気に入ってとりあえず確保した旨を話すと,「ナイスゲットですよ」と言われてすっかりその気になってしまい,レンズまで薄くて軽い高めのものにしてしまった。
 今かけている眼鏡が丸型なのだが,今度のものは角型である。昨今のフレームの流行なのか上下のサイズが小さな細いレンズになる。出来上がってきたものをかけてみると,微妙な違和感がある。遠近両用のレンズであるため,物を見るときの角度が少し違うだけで焦点距離が微妙に変わるのだろう。もしかすると失敗だったかもしれない。
 職場に眼鏡でおしゃれするのが上手な女子がいて,逆に眼鏡を外したときの美しさにはっとすることも多いのだが,オヤジが眼鏡で遊ぶという境地に至るのはなかなか難しそうである。