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mezalaのブログ

長崎は今日もハレだった(7/28) その4

 めずらしきこと。
 出島道路トンネルを抜けると,そこは長崎であった。太宰府周辺で時間を失ったわりには,意外に早い到着である。ホテルにチェックインして,15時に新地中華街へ徒歩で出発。歩きながら,ぶたまんやちゃんぽんが頭の中をかけめぐる。10分とかからず着いてしまって,大した運動にもならなかった。横浜中華街なんぞと規模を比べることが無意味なほど,とてもこじんまりしていて,なんちゅうか中華中華していない。
新地中華街



 ぶたまん系の店,土産系の店,雑貨系の店をあっというまにリサーチしおえ,べっこうやびいどろのアクセサリー系の店を冷やかす。福建という店で,まだ初日だというのに巨大な月餅や「よりより」などの土産をしこたま買い込んでしまい,持って歩くのも疲れてしまうので,まだ明るいにもかかわらず評判の高い中華料理の江山楼へとなだれ込んだ。
巨大月餅

 妻はコース料理にしたかったようだが,まったく空腹感がなく,とても完食できなさそうに思ったので,自分は皿うどん単品を選択。家族はしぶしぶそれにならう格好になった。それにしても子どもらは炒飯である。なにもここでそんなもんにしなくてもと思うが,そもそも自分のせいなのである。やはりコース料理にすればよかったのかもしれない。すまない。m(_'_)m
 満腹になってホテルに戻ると,いくつかのホテルが共同で企画している夜景案内バスの時刻に都合よく間に合うことがわかったので,フロントを通じて申し込む。ゆっくりと持参のPSPでゲームをやろうという思惑の倅は非常に不満そうであったが,せっかくの旅行で許されるわけもない。
 巡回の時刻にホテル前のバス停留所に集合すると,観光タクシーの運転手がバスよりもタクシーの方が自由で安上がりだと誘いにきた。申込を済ませちゃったからと断っても食い下がろうとする運ちゃんに妻が一言。「ロープウェイに乗りたいから…」。ふーん,そうだったのか。どうやら妻はアレ系の乗り物が好きらしい。
夜景

 ロープウェイの乗り場は,神社の境内にあった。山全体が神社の所有で重要な収入源になっているのであろうか。そのわりにはロープウェイ自体は長崎市の運営のようである。ロープウェイが到着すると中から赤い浴衣をまとった奇麗系女性ガイドが現われた。登ってゆく間,長崎夜景の見所を解説してくれるのである。暗い山の腹部をキリキリ張ったワイヤロープに引かれて登ってゆく。ここが夜景展望の重要なるところでもある。長崎の夜景は以前見た函館の人口的なそれと異なり,自然な美しさを感じさせた。下りのロープウェイの方は青い浴衣をまとったガイドさんが案内してくれた。自分の好みはより自然な青ちゃんの方であった。