めずらしきこと。
帰宅してから調べてみると,一風堂太宰府インター店の場所はナビが教えた位置と異なり,国道3号線の反対側であることがわかった。FUJITSU TEN ECLIPS の情報が古かったのだろう。バジェットのお兄さんのせいでもないし,もちろんわれわれのせいでもない。
実は,筑紫野インターからラーメン大助に至る間も3号線に出ようとして失敗し,道を戻るようなこともしていた。とにかくはじめての土地だ。ナビ慣れしていようがいまいが,迷って当たり前なのである。
昼食を済ませてまっすぐ太宰府天満宮に向かう。あまり近づいてから駐車場に入ると満車のおそれがあるので適当な屋根の無い駐車場を借りた。環境税100円加算で500円。もっと近くで400円と表示されたところもあったが,おそらく環境税を含まない料金に違いない。ああいうものは横並びなのだ。500円と示した方が良心的なのだろう。
あれほど天気を心配していたのに外は炎天下になっていた。しばらく歩いて入ったところは大樟(楠)のある本殿の横腹にあたり,そのまま一旦は本殿の境内に入ったのだが,やはり正面から入場したほうがよかろうということになり,社務所と絵馬堂の間を抜けて参道に出,中世の鳥居をくぐり,心宇池の大鷺を見ながら太鼓橋をふたつ渡って手水に至った。
楼門を抜けるときになにやら霧を浴び消毒されているような気分になりながら,ふたたび本殿に至ってたった10円の賽銭にしてはアレコレと無理難題の願い事をする。有名な飛梅はろくに見ずに左手の皇后の梅をしっかり見てしまった。まぁ,梅は梅である。
麒麟と「うそ」の取り合わせに首をかしげながら戻り,鳥居を出て浮殿に至って「東風吹かば」の歌碑を探す。巨大な梅の木に気を取られて通り過ぎてしまったらしい。歌碑は延寿王院の入り口にあった。
縦長である。