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塚本青史『光武帝 中』

めずらしきこと。

光武帝(中) (講談社文庫)

光武帝(中) (講談社文庫)

中巻は南陽劉氏の決起のなかで成長し,日本の桶狭間の戦の如く戦史に残る昆陽の戦で一気に頭角を顕した劉秀を描く。王莽の新帝国滅亡後,劉秀は如何にして人心を掌握し,頂に到達するのか。下巻も楽しみである。
また,上巻・中巻を通し平行して描かれてきた赤眉軍の青年頭目も劉秀軍に合流し,物語も佳境に向かって先鋭化してくるのである。