目ずらし記事

mezalaのブログ

カナヘビに遭遇

めずらしきこと. …でもないんだけど

小樽のおなら出ちゃっ太さんが珍しくカナヘビに遭遇したということで,北海道にもカナヘビが生息しているのだなと再認識したのだが,自分の地元ではトカゲを見たことはなく,カナヘビしか見たことがない.ここいら辺ではトカゲと言うとカナヘビを指すのである.子供の頃からその誤りに気付いていたため啓蒙のために口を酸っぱくしてカナヘビと言い続けてきた.時には教師の弁もその都度訂正するようにしていたので,知ったかぶりの生意気な餓鬼に見えたに違いない.いずれにしても子供の言うことであり,さほどの効果があったとも思えないのだが,ともかく58年間の長きに渡って地元で本物のトカゲを見ることはなかったのである.考えてみれば,自宅ではヤモリも見たことがないし,マムシコブラも生息していないので至って平和な農村地帯だったのである.


種蒔用ポットの一辺が5cmだから,全長は10cmあまりの小さなカナヘビである.赤ちゃんの域ではないが人間にたとえると小学生くらいではなかろうか.まだ可愛らしさが残っていて,噛まれても痛くないサイズの口をしている.カナヘビは多くは夏の間に芝生等の草葉の蔭に卵を産み捨てにし,秋口には可愛い仔カナヘビが至るところで見られる.関東平野の真ん中である我が家のあたりでは,カマキリとの遭遇頻度と同程度のよく見かける最も身近な爬虫類だ.成長すると結構な大きさになるので,触れ合うのは子供のうちだけである.(それが迷惑なのは承知だが可愛いんだよなー)