目ずらし記事

mezalaのブログ

雛壇を飾る

 めずらしきこと。

 今日はブログの日なのだそうである。なんのことはない単なる日付の語呂合わせなのだが,日本記念日協会に受理されているというのだから,まったくおそれいってしまう。
 とは言え,なんとなく無理にでもネタを作って上げなければならないように気にさせられてしまうわけであるから,なんと言うか記念日好きなのであろう。1年を細分化して短いスパンでけじめをつけたような気になるのは,そう悪いことではないのかもしれない。
 で,今日は立春も過ぎたということもあり,家族の休みが揃ったということもあり,それなりにエネルギーを必要とするイベントをこなしたというわけである。
 我が家の唯一の和室は薄暗く,人形を並べて夜中なんかに部屋に入ろうものなら,人形の声があちこちから聴こえてきそうな不気味さを漂わせているのだが,人形を出して並べるときは何ともてんやわんやの騒ぎで,なかなか滑稽な風景が出現するのだ。

 「じいちゃん,ひげが」「若,髪がほつれてるよ」「リボンでかくね」「なんで矢を高々と持たせてんだ」「じいちゃん,ひげ」「帽子(烏帽子のことである)のくるりん,どこ」「じいちゃん,おさげが可愛い」…と,随身を飾るだけで大騒ぎである。

 ひなまつりの歌詞には,「あかいお顔の右大臣」ということだから白髯の赤ら顔の老人を向かって左に飾っていたが,左大臣のほうが偉いはずなので調べてみると,随身というのは大臣ではないらしい。童謡が間違っているのか。まぁ,歌なんて雰囲気なのだからどっちでもよいのだが。