めずらしきこと。
娘の卒業した高等学校のアルバム制作委員会から卒業アルバムが届いた。自分も同じ高校を卒業したのだが，卒業式に間に合うように作っていた当時のものと比べるとずいぶん凝って作ってある。娘の許諾を得ないでこっそり見たところ，ひとりひとりで撮影されたクラスごとの写真もみなにこやかに笑っていて，爽やかですがすがしい青春のひとこまでもある。
さて，届いてから何日も居間の床にべたで置いているわけなのだが，どうやらこれは床置きを癖にしているわたしのDNAを受け継いでいる明らかな証左であるようだ。この娘が一人暮らししたらとか所帯を持ったらとか，いろいろ考えると気が重くなるのであるが，とりあえず今，どう言ったものかと思案しているのである。娘にはちゃんとして欲しいという親心なのだが，なにしろ自分が普段から似たようなことをしているのでまるで説得力がない。困ったものだ。
DNA！DNA！ 困ったものだよ，DNA！
…などと，DNA音頭を踊ってみようか。（いやなんというか地味だが）
