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森福都『十八面の骰子』

めずらしきこと。

十八面の骰子 (光文社文庫)

十八面の骰子 (光文社文庫)

帯のフレーズは『皇帝直属「秘密捜査官」の活躍!』である。これも『吃逆』同様宋繁栄の世を舞台とした連作短編集だが,吃逆が探偵ものであったのに対し,十八面の骰子はミステリーだ。地方都市で起こる不可思議な事件に巻き込まれつつ,少年のような巡按御史の趙希舜,優男にして拳法の達人の傅伯淵,典型的武人でむくつけ系の賈由育の三人が凸凹なチームワークで解決して行く。アクションヒロインも登場して物語を盛り上げる。いやー,えんたーていんめんとだねぇ。