2009-03-10 森福都『十八面の骰子』 めずらしきこと。十八面の骰子 (光文社文庫)作者: 森福都出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/06/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る帯のフレーズは『皇帝直属「秘密捜査官」の活躍!』である。これも『吃逆』同様宋繁栄の世を舞台とした連作短編集だが,吃逆が探偵ものであったのに対し,十八面の骰子はミステリーだ。地方都市で起こる不可思議な事件に巻き込まれつつ,少年のような巡按御史の趙希舜,優男にして拳法の達人の傅伯淵,典型的武人でむくつけ系の賈由育の三人が凸凹なチームワークで解決して行く。アクションヒロインも登場して物語を盛り上げる。いやー,えんたーていんめんとだねぇ。