めずらしきこと。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2009/02/18
- メディア: DVD
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藍沢の祖母役の島かおりさんは表情(目と言ってもいい)だけで十分に魅せる演技をしていたし,緋山の父親役の清水紘治さんはどこにでもいる平凡な父親役を見事に演じてみせた。
このふたりの名演を見て,突然思い出したことがある。大河の「春の坂道」だ。
清水さん演じる名門柳生家の兄弟の中にあってまるで冴えない又十郎が,島さん演じる村娘にぶっかけ飯をもらってひとときの幸せを得るというシーンだった。なぜこんな何でもないシーンをくっきりと覚えているのだろう。それこそが俳優の存在感というものだったのだろうか。