目ずらし記事

mezalaのブログ

久々にオーディオ機器を買う

めずらしきこと。
三十七年使ってきたアンプを買い替えた。

所帯を持ってからは,あまり大音量で音楽を聴くということもできなくなり,たまにしか火を入れないセパレート・アンプはあらゆる接点という接点が腐食して,電源を入れる前にボリウムのつまみをガリガリ回してやらないと左右のどちらかの音が出なかったりしていた。天板を開けて5-56あたりをぶっかけてみようかと思ったりもしたが,近頃はネットワーク・レシーバなるものも出現しているので,思い切って買い替えたのである。
色々迷ったが,16kHzが聴こえないような年寄りの聴力で見栄を張っても仕方がないので,売れ筋商品から適当によさげなヤマハのR-N303を選んだ。ちょうど発売されたばかりのオンキヨーのレシーバという選択もあったが,値下がりを待つのも億劫だったのである。
聴いてみると,まぁ,可もなく不可もなしというところか。もう少し音場の広がりを期待していたのだが,スピーカの置き方に根本的な難があるので,あまり贅沢を言っても仕方あるまい。
それにしても,メカ・ボリウムに慣れ親しんだ者には,電子ボリウムの感覚がよく掴めない。
そもそも電子ボリウムなら,豚の鼻みたいな丸くてでかいノブなんて要らないんじゃないだろうか。