目ずらし記事

mezalaのブログ

赤い靴

めずらしきこと.

靴箱を整理していたら,おおよそ20年前に娘が履いていた靴やサンダルを箱詰めでいっぱい発見.
こんな靴が入る足はどんな大きさなのかと思うくらい小さい.妻や娘は「きゃ〜,かわいい」などと大騒ぎをしているわけだが,不思議なことに倅の幼児時代の靴はただの一足も見当たらなかった.おそらく娘と倅の活動レベルの違いだろう.多動,アスペルガー,(低機能)自閉を疑われた倅はとにかくしょっちゅう親の目を逃れるように走っては消えた.幼児のときは術が使えたのである.スーパーなどで商品陳列棚の向こう側に走っていくので,反対側から先回りするつもりで回り込むと,その姿が見えず,杳として行方が知れないということが少なからずあった.そのたびにスーパーじゅうを探しまわり,挙句の果てに店内放送などで捜してもらうという羽目になったものである.一方,娘はおっとりしていて凡そ走る姿を見ることはなかった.
靴の底を見ると,かかとだけがすり減っている.なるほど,いつもぼんやり歩いていたからだなと納得.